【感想】ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- V -【ギャルゲ】
物語
元禄十四年(1701)年三月十四日。
勅使饗応役の任を仰せつかっていた播州赤穂藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が高家筆頭・吉良上野介(きらこうずけのすけ)を江戸城、松の廊下で斬りつけるという前代未聞の事件が発生した。
世に言う"赤穂事件"である。
知らせを聞いた五代将軍・徳川綱吉は激怒し、浅野内匠頭には即日切腹を、浅野家には城地没収、お家断絶を命じる。一方で吉良家は一切の咎めを受けることがなかった。
「敵討ちこそ!我らが悲願!!」
亡き主君・内匠頭の無念を晴らすべく、四十六人の赤穂浪士たちは吉良への仇討ちへと立ち上がる…
そんな世界へ、現代から時空を超えて迷い込んでしまった、
ひとりの青年・深海直刃(ふかみすぐは)。
直刃は、浪士たちと関わり合いながら、歴史という名の大きな運命の歯車に巻き込まれていく…
赤穂浪士たちの討ち入りの行く末は…?
そして直刃は、元の世界へ戻ることができるのか…?!
2015年5月にPSVita版として発売された「ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- V 」です。
ちなみに、原作は2013年5月に発売されていて、結構有名な作品になりますね。
どういうお話か?
上の物語を見て「おや?」と思う人もいるかと思いますが、これは時代劇の「忠臣蔵」を元にお話が作られています。
だからと言って「歴史物?全くしらねーし、興味ねーよ…」と敬遠しないで欲しい、むしろそういう人ほどやるべきストーリーになっていると思う!
(現に自分がそうだったしね…)
では、どんな感じのストーリーかというと、
「現代に住んでいた普通の学生がいきなりタイムスリップして、赤穂藩の人になっていた!自分も赤穂浪士(全員女性)に加わり吉良を打ち果そう!!」
という感じで正直あまり面白そうに見えないのですが、
いざやってみると、ひたすらに熱い熱いストーリー、さらに感動もあり!と
かなり引き込まれる内容で、長いゲームのはずが割とあっという間に終わったイメージがあります。
ちなみに、ストーリーは基本一本道で、1~5章で構成されていて、
1章は体験版として無料でプレイできますし、その体験版もプレイ時間10時間弱という頭おかしいことにもなっています(笑)
お勧めポイント
①飽きがこないテキスト
自分はまず来なかったですね、飽き
なんで来なかったかというとなかなか難しいんですが、テキストが読みやすい書き方をしていたことと、「はぁー勉強になるなぁ」という気持ちで読んでたことが要因かな?とは思ったりしていますが…
でも他の人も飽きにくいんじゃないのかな?とは予想してるんでお勧めポイントで!
②戦闘シーンの表現が素晴らしい
こういうテキストゲームの戦闘シーンって一枚絵出すだけみたいなのが多いですが、
このゲームは「2Dアニメーション」で表現されていて白熱感が違って素晴らしい!
これに関しては実際に各自で見て頂きたいですね。
③忠臣蔵について勉強できる
おまえギャルゲで忠臣蔵を勉強ってどうなんだよ…?って感じもしますけど、
実際そうなんだもんしょうがねえじゃん!!
実際、クリアする頃には大体忠臣蔵についてわかっているからな、バカにしたもんじゃないよ。
ネガティブポイント
①赤穂浪士が全員女性化
これは忠臣蔵を知っている人の方が違和感すごいかもしれませんが、正直慣れるしかないですね…
②4章、5章が尻すぼみぎみ
これはやってみないとわからないと思いますが、4章は他の章と比べると微妙に感じてしまうのは確かなんですよね。
でも、他の章と比べてっていうレベルなので気にしなくても良いと個人的には思いますね。
まとめ
お勧め度:★★★★★
お勧め人物像:
・忠臣蔵を知らない人
・熱いストーリーが読みたい人
・女体化を気にしない人
向かないかもしれない人物像:
・バトル物が好きではない人
・忠臣蔵が大好きで女体化を受け入れられない人
・プレイ時間が取れない人
以上です。
なかなか万人受けする作品だと思いますけど、歴史物ってところでハードルを上げているかもな作品。
体験版をやって合う合わないを判断して良いと思う、無料だしね!