【感想】るいは智を呼ぶ【ギャルゲ】
あらすじ
運命はいつだって問答無用にやってくる。
自分たちをお構いなしに自分勝手に巡っていく。皆元るいは、家なし子だった。
花城花鶏は、奪われたものを取り返すためにやってきた。
鳴滝こよりは、消えた婚約者を探していた。
茅場茜子は、父の不始末のとばっちりを受けていた。
白鞘伊代は、ひとりぼっちだった。そして。
猫かぶりの優等生、和久津智は断末魔だった。言語道断な呪われた青春と対峙するために、一心でもなく同体でもない、六人の少女が同盟を結ぶ。
いつか来る平穏無事な日々を夢見て、全身全霊で疾走するでこぼこだらけの少女たちは、いつしか固い絆で結ばれていく。けれど。
和久津智は仲間にもいえない秘密を隠し持っていた。
彼女は「男の子」だったのだ──。
2013年9月にPSVitaとPS3版として発売された「るいは智を呼ぶ」です。
ちなみに、原作は2008年6月に発売されているという、
まあまあ昔の作品になりますね。
どういうお話か?
どんな感じのストーリーかというと、
「呪いとは何か?を主題に置き、徐々に紐解いていく仲間との絆の物語」
という感じですかね。
正直、初めは少しテキストに読みづらさを感じ、あまり進められないかもしれませんが、
ある一定まで進めると、どんどん引き込まれていくと思いますので我慢してください(笑)
また、このゲームは本編とFD(ファンディスク)の2つを合わせていて、
さらに、FDも続編みたいなものなので全クリしようとするとかなり長いので
コスパもいいと思いますよ。
(今ならゲームも安くなってるでしょうし…)
攻略ポイント
・1週目は強制的に「るい」ルートになります。
・2週目以降は「花鶏」→「こより」→「伊代」→「茜子」と攻略するのが良いです。
・「茜子」までクリアするとFDが選択できるようになります。
お勧めポイント
①主人公がかわいい
いや、もうこれでしょ!女装主人公といえばこれ
こういうゲームはヒロインが主人公を攻略するゲームだからね!
この作品の主人公は、女装しなければいけない理由がきちんとあって、
ルートのヒロインにしか明かせないから「2人だけの秘密の共有」っていうのが最高だね!
他の女装主人公物だと、大体主人公の正体を知っている協力者みたいのが何人か居る展開が多いから、これは差別化できていると思う。
性格として、家庭的な優しい女子力の中にいざという時の男らしいかっこよさも兼ね備えているのは、素晴らしい!
主人公はこうじゃなくっちゃ!
②謎が解けていく展開が興味をそそる
1週目、2週目と進めていくことにより、謎が解けていったり、物の見方が変わっていくこの展開に、のめり込んでいくと思います。
自分も中盤くらいからは、結構ノンストップで進めていったので、
他の人もそうなるんじゃないかな?と感じました。
ネガティブポイント
①序盤のテキストが読みづらい
言い回しですかね?
基本回りくどくてめちゃくちゃ読みにくいんですよね…
とりあえず、個別ルートに入ればもう少し読みやすくなるので頑張ってください(笑)
②長すぎてFDはだれる
本編ではそこまで感じなかったのですが、
FDの方に関して途中で少しだれてしまいました…
自分はぶっちゃけFDの方はそこまで評価していないからというのもあるかもしれません。
本編だけでもきれいに終わっているように感じましたからね。自分は…
まとめ
お勧め度:★★★★☆
お勧め人物像:
・女装主人公ものをやりたい人
・謎を解いていくようなシナリオを読みたい人
・今は貴重なふーりんの声を堪能したい人
向かないかもしれない人物像:
・女装主人公が気に入らない人
・テキストの回りくどさにどうしても我慢できない人
・プレイ時間が取れない人
以上です。
ハードな展開とかも色々あるんですが、何はともあれ主人公がかわいいし、カッコいい作品。
男だとヒロインにばれた瞬間の「やってしまった!」感とか、その後の秘密共有とか良いと思うんだよね…