【感想】美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! (1~2巻)【ラノベ】
あらすじ
「ミリオンセラー、それが俺の譲れない目標だ」
文芸編集者になるはずが、なぜかラノベ編集部に配属された黒川清純(くろかわ・きよずみ)。
作家の下ネタ電話にいつも涙目の先輩、会社に寝泊まりしてゲーム三昧の副編集長、あげく編集長は失踪中。
さらに担当の打ち切り崖っぷち作家は「書きたいものがわからないの」とスランプ状態で、
頼みの天才JK作家は「まだ降りて来ないんです」——って、いつまで待てばいいんだよ!!
誰か俺と一緒に最高の物語を作ってくれ!
2017年7月に1巻が発売された「美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!! 」です。
2017年12月現在で2巻まで発売されています。
ちなみに"ア"の数は8つでした(笑)
どういうお話か?
ストーリーとしては、最近には多い"ラノベ業界もの"です。
アニメ化されたものだと「エロマンガ先生」「妹さえいればいい。」なんかもこの系統になりますね。
ですが、この作品の主人公は"ラノベ作家"ではなく、"編集者"なので、
他の作品とは違う視線で見れる作品となっています。
また、この作品は「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」(のうコメ)を書いていた作者ということで、
テンポの良いギャグが目白押しの作品ということにもなっています!
なので、前作の「のうコメ」が好きだったという人には間違いなくお勧めできると思います(笑)
お勧めポイント
①テンポの良いギャグ
この作者の作風と言っても良いでしょうね。
ここが自分に合うか合わないかで評価が変わると思っています!
ギャグでも結構下ネタが多いのでそこを許せるかが鍵になってくるんじゃないですかね―?
自分も下ネタはあまり好きじゃないんですけど、これはセーフでしたね
なんでかはわからないですけど(笑)
②意外な王道ストーリー
終始ふざけ倒したストーリーと思いきや、
なかなか王道で読ませるストーリーになっていると感じました。
特に1巻に関しては、少しだけですがなかなか重い箇所があったりしましたし!
ただのギャグラノベと思っててすいませんでした(笑)
ネガティブポイント
①ギャグが合わないかも
お勧めポイント①の裏返しになるんですが、
このギャグを面白いと思えるかの評価は結構分かれるんじゃないかな?と思っています…
結局、お勧めポイントになるかネガティブポイントになるかは
"どこまで下ネタを許せるか"
ここにかかってるんじゃないかなぁと感じますね…
②ラノベ業界ものというマンネリ
主人公が編集者ですので、かなり視点が違うので同じストーリーには見えないですが、
テーマとなっている業界としては同じラノベ業界なので、どうしても似たような箇所は出てきてしまいます。
これも読者のとらえ方次第だと思うんですが、
「またこの感じか…」と感じてしまった人にとってはネガティブポイントとなってしまうかもしれないです。
まとめ
お勧め度:★★★★☆
お勧め人物像:
・編集者に興味がある人
・テンポ良いギャグ作品が見たい人
・のうコメが好きだった人
向かないかもしれない人物像:
・下ネタが全く受け入れられない人
・のうコメが合わなかった人
以上です。
なかなか人によって合う合わないが激しい作品だと思いますが、
自分的にはかなり面白いと思ったのでこの評価で!