【感想】キスアト【ギャルゲ】
あらすじ
美術系に力を入れている、ちょっと地方(学校の土地がやたら広い)の学校。
主人公、浅間真はそこに入学して勉強をしているのだが、自分の実力に不安を抱いていた。もうすぐ3年生になるという時、彼は学年末制作のため、学生に貸し出している作業スペースにやってくる。
近くでは他の人も作業をしているその空間。彼の隣にいたのは他のクラスの女の子、星見月夜。
殆ど話した事は無いけれど、その実力は有名で。彼は、その作業をしている姿と、その絵に──心を奪われた。
2015年11月にPSVita版として発売された「キスアト」です。
原作は2014年に発売された作品です。
どういうお話か?
この作品は"美術"と"才能"がテーマになってます。
美術の世界はやはり才能が1人1人の差として明確に出てくる世界なので、
「才能のない主人公やヒロインがどう天才達と争うのか」
「価値観の違いすぎる天才とどうしたらずっと仲良く過ごせるのか」
というのが本当に良く描かれている作品になっています。
…まあ、基本的にはキャラゲーですけど(笑)
キャラ紹介(主人公、ヒロイン)
・浅間 真(あさま まこと):主人公。2年生。天才ではない。
・星見 月夜(ほしみ つくよ):2年生。絵の天才。
・棗 梓(なつめ あずさ):2年生。天才ではない。
・小鳥遊 まどか(たかなし まどか):3年生。天才。
・藍川 有紗(あいかわ ありさ):1年生。主人公とバイト先が一緒。天才ではない?。
・狩野 ひじり(かの ひじり):1年生。絵の天才。
攻略ポイント
・ルートのロックはないです。
・推奨攻略順もないです。
・一応、誰も選ばない「ノーマルエンド」もありますよ。
お勧めポイント
①才能を持つ人と持たない人の考え
上で大体書いちゃいましたけどこれですね!
才能を持たない人にとって、才能を持つ人なんて住む世界が違います…
日常生活は仲良く過ごせるかもしれないけど、
美術だと作品を見た瞬間、明確に違うことがわかってしまう…
そんな差を見たときに、
才能を持たない人はどう考えて一緒にいればいいのか?
どうしたらその人達に勝てるのか?
というのを細かくも厳しく描写しているところが魅力的で素晴らしいと思います!!
なので、個人的に好きなルートは、棗 梓(なつめ あずさ)ルートですね。
主人公とかなり似た境遇になっているので「主人公の仲間!」って感じが最高です!!
あ、でも基本的にはシナリオげーではなく、キャラゲーなんで
自分の好きなキャラを見つけてニヤニヤしてね(笑)
ネガティブポイント
①ちょっとロードが重いかも
そんな気がするかな?
細かく入るロードが入るけど、個人的にはそれが少し遅く感じたなぁ
あんまりそういうの気にしないタイプなんだけど思っちゃったな…
自分のPSVitaの調子が悪いだけだったら申し訳ないけど(笑)
まとめ
お勧め度:★★★★☆
お勧め人物像:
・美術の世界というの雰囲気だけでも知りたい人
・キャラの絵が好みの人
・凡人
向かないかもしれない人物像:
・ロード長いのがめちゃくちゃ気になる人
・露骨なエロシーン抜きが気になる人
以上です。
特に才能のない凡人の自分にとってはなかなか面白い話でしたよ!