【感想】修羅場な俺と乙女禁猟区(1~3巻)【ラノベ】
あらすじ
愛してますっ ……殺したいほどに
「お前の婚約者候補だ!」
世界に名を成す大財閥の長にして父の十慈郎から、五人の美少女を前に突然そう告げられた遠々原節は、その次のセリフに戦慄した。
「この娘たちは、お前のことを殺したいほど憎んでいる」
クソ親爺はさらに続ける、
「だが、この中にお前を愛する娘も一人いる」
その娘を選べなければ待つのは破滅……
しかし、手段も所も構わず繰り広げられる彼女達の求愛に、理性を保つだけで精一杯!?
魅惑のデッド・エンド・ハーレム開演!
2011~2012年に発売された「修羅場な俺と乙女禁猟区」になります。
「せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?」の記事でも少し名前を出しましたね(笑)
まぁ、たまには少し古くてマイナーな作品も勧めたかったので!
3巻完結ですけど…
どういうお話か?
ジャンルは "ラブコメ" って言おうかと思いましたけど、
どっちかと言うと "ミステリー" 要素の方が強いですかね?
推理物に近い感じなので。
あ、もちろんラブコメもありますけどね!
ストーリーとしてはあらすじにある通りで、
大体のヒロインが主人公のことが大嫌いなのに、大財閥の富を得るため表面上は主人公に対して好意的に接してくる。
その中から主人公が当たり(本当に主人公のことが好きな娘)以外の娘を選んでしまうと、
大財閥はその娘に乗っ取られ主人公はデッドエンドもしくはバッドエンドになってしまう。
そしてここからヒロイン達と主人公などによる化かし合いが繰り広げられる…という感じになります。
この個性あふれる設定なかなかワクワクしませんか?
自分はしちゃいましたね!
お勧めポイント
主人公と共に推理して行ける
主人公の視点で書かれているため主人公が持ち得る情報しか持っていないのはもちろんですが、
この主人公の性格がかなり冷静(もはや冷酷?)なので
読者も一緒に、「誰が正解なんだ!?」と推理して行けるのが素晴らしいですね!
これがあるとないとでは読んでる時のワクワク感が違いますから!!
このワクワク感は是非味わって欲しいと思いますね。
ネガティブポイント
人によっては読める展開
…かも?
いや、なんかそういう人もいるらしいですよ。
自分はこういう推理は苦手なんでずっと騙されて、
「そう来るか…!」みたいな感じに作品の展開に驚いてましたけどね(笑)
もし、展開読めたとしてもあのエンディングまでは読めないと思うので
個人的には読んで損はない作品だと思いますよ。
3巻で完結だからすぐ読めるし(笑)
まとめ
お勧め度:★★★★★
お勧め人物像:
・一風変わったラブコメが読みたい人
・サクッと完結した作品が読みたい人
・「デッドエンドハーレム」という言葉に心躍る人
向かないかもしれない人物像:
・鋭すぎる人
・ニヤニヤしかしていたくない!っていう人
以上です。
個人的にこの作品かなり好きなんですよ!
でも、結構埋もれてしまった感もあるんで知ってる人少なそうですよねー
気になった人はこれを機会に是非読んでみて欲しいです!
まだ売ってるかは保証できないんですが…