【感想】はるまで、くるる。(1巻)【ラノベ】
あらすじ
目覚めると、そこは温泉宿を思わせる寮舎。俺のほかには4人の見知らぬ女の子。全員、記憶喪失。周囲には青い山々と美しい海…そして、空の果てまでのびる用途不明の建築物。「3ヶ月後、迎えにくる」という謎のメモを見つけた俺たちは、誰もいないこの場所で、自給自足の生活を始めることに―。
驚愕の世界観が話題を呼んだ名作ゲーム「はるくる」の感動が、再び。
2017年3月に発売された「はるまで、くるる。~春の日のような、甘くて果ての見えない、悪夢と終末のハーレム」です。
ちょっと正式名称は長いんで省略しました(笑)
あと、これを"ラノベ"って言って良いのかわかんないですけど
最近ある「なろう」系のアルファポリスとかもありなんだから
個人的にはこれもラノベで良いかな?って思ってます(笑)
あ、ちなみにこれは1巻完結作品です。
どういうお話か?
2012年にPCゲームとして発売された「はるまで、くるる。」のシナリオを小説用に再構成し、1冊にまとめたものなので
内容としてはPCゲームと一緒ですね。
もちろん、そういう18禁なシーンはないんで安心?してください。
話のジャンルとしては…わかんないんですよねー(笑)
なんでわからないかと言うと、
あとがきにも作者自身で書いてますけど、この本にいろんなジャンルの話が詰め込まれてるんですよ!
SF、ギャグ、ミステリー、恋愛、狂気…etc
それでも、強いて言うとしたらSFかな?とりあえず自分はそう思ってる。
詳しい話の内容としては…
ネタバレが色々あって詳しくは書けないですけど、それでも書くと、
最初は読むのがキツイ部分もあり、作品全体からあふれ出す狂気にびっくりするが、
実は設定がしっかりと練られてて読み応えのある作品。
って感じですかね。
この作品は伏線を終盤で一気に回収していく感じが最高なんで!
「STEINS;GATE」みたいな作品が好きな人には合うんじゃないかなぁと勝手に思ってます!!
…責任はあまり持てないですけどね…人を選ぶ作品なんで…
お勧めポイント
世界観と設定の作り込み
上でも既に書きましたけど、設定がかなり作り込まれてて、
内容はネタバレになっちゃうんで書けないですけど
自分なんかは真実がわかった瞬間、鳥肌立たせながら「はえー…」ってアホ面してましたね(笑)
やっぱりこういう終盤で伏線の内容を全て回収していくのは最高に痺れるね!
こういうのホント好きだわー。
そして、真実が明らかになってから最後へ向けてのストーリーもまた素晴らしいんですけど、
ネタバレになっちゃうんでここからは読んでからのお楽しみということで(笑)
ネガティブポイント
キャラ紹介が少ないので読んでる時にキャラのイメージが付けにくい
自分は原作のPCゲームをやった後に読んだんでわかりましたけど、
これは初見じゃわからないですね。
なので、以下にキャラ紹介の画面を貼っておくので
こちらを確認してから本を読むとイメージがつきやすくなると思います。
“
出典:http://www.sumikko-soft.com/harukuru/character1.html
”
“
出典:http://www.sumikko-soft.com/harukuru/character2.html
”
“
出典:http://www.sumikko-soft.com/harukuru/character2.html
”
“
出典:http://www.sumikko-soft.com/harukuru/character4.html
”
とりあえず、これを頭に入れてからなら大丈夫なはず!
まとめ
お勧め度:★★★★☆
お勧め人物像:
・濃厚なSFが読みたい人
・狂気にあふれた作品とは?という人
・1巻完結の作品が読みたい人
向かないかもしれない人物像:
・難しい話、設定が読みたくない人
・SFがそんなに好きじゃない人
以上です。
やっぱり本1冊にまとめてる分、原作よりはあっさり目になってますけど
充分面白いし、狂気にあふれています(笑)
最初で挫折しなければ面白いのでお勧めです!