キロリアの3冊目

オタクの3冊目=布教用 ということで、自分(キロリア)が布教したいラノベやギャルゲなどの感想を気持ちのままに書いていくブログです。

【感想】幼女さまとゼロ級守護者さま(1巻)【ラノベ】

あらすじ

 

ネテスハイム公・雨宮透華は「切り札」たる守護者を召喚して告げた。「雨宮羽玖。雨宮の娘を守って欲しい。忌まわしき天球儀ゲームから」「十三血流」―その眷属たちは名だたる能力使いであり、世界史を裏から操ってきた。だが、その均衡を揺るがしかねない存在が羽玖であり、彼女は「不死」にさえなりうる希有な能力“節制”に覚醒する予兆を示していたのだ。

十三血流がさらなる力を得るべく眷属を送り込む「天球儀の迷宮」。能力者たちが集う閉鎖空間において誰かが羽玖を亡き者にしようと狙い、誰かが羽玖を守護する切り札となる。

各家の思惑が交錯する中、その趨勢を決する迷宮探索が幕を開けた―。  

 

 

2017年12月に1巻が発売された「幼女さまとゼロ級守護者さま」です。

 

どういうお話か?

ジャンルとしては"異能バトル物"ですね。

よくあるジャンルですが、この作品の作者が「すかぢ」さんであるという部分で他とはまた違う作品になっています!

 

「すかぢ」先生というのは、エロゲのシナリオライターをやっていて、

代表作には『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』が挙げられます。

どちらも高評価されている作品なので、もしそういうゲームに抵抗がなければプレイしてみると良いと思います。

 

では、どのように他の"異能バトル物"と違うかというのは…

ごめん、ネタバレにならないように書けないから詳しくは書けない(笑)

それでも、一言で言うなら「バトルがこの作品の完全な"主"ではない!」という部分だと思います。

 

 

お勧めポイント

①計算されつくされている物語

読み返すとわかるのですが、

この作品がかなり計算して作られていることがわかります!

 

自分が読んだ時の最初に湧き出た感想が「ズルい」でしたから!

「面白い」よりも「ズルい」が先に出てくる作品なんて初めてかもしれませんね…

もしかしたら自分だけかもしれませんけど(笑)

    

②「すかぢ」らしさを感じられる文章

これは、この人の作品が好きな人にはたまらないと思います。

 

今回は"バトル物"だし、媒介も"ラノベ"ということでこの作者の特徴とかはでないんじゃないかと思ってましたが、

そんなことはなかったです(笑)

 

どういうところが? というのはまた難しいんですが

自分としては『素晴らしき日々 〜不連続存在〜』のプロローグ部分を思い出させる感じでしたね。

今回はラノベ用ということでだいぶマイルドにはなっていますが…

 

ネガティブポイント

①読みづらい

ここはハッキリと言っておきますと、設定・バトル描写などが読みづらいです。

これはもうしょうがないです、自分も感じましたから…

 

ですが、めげないで最後まで読んでもらいたいです!

この作品にはそれを補えるほどの良さがあると思っているので

ある程度流してでも読んで欲しいです、個人的には!

 

まとめ

お勧め度:★★★★☆

 

お勧め人物像:

 ・1冊を一気に読める時間がある人

 ・すかぢ作品のファンの人

 ・他のところでネタバレを見ていない人

 

向かないかもしれない人物像:

 ・細かい設定とかがあると読みたくない人

 ・全くストレスなく読みたい人

 ・途中で読むのをやめてしまう人

 

以上です。

とりあえず流してでも良いので一旦最後まで読んで欲しい!

読みづらいから読みたくなくなるのもわかる!自分もそれでお勧め度を★3にするか迷ったし(笑)

最終的な個人の感想としては、「面白いけど、ズルいし悔しい」という感じでしたね。