【感想】ようこそ実力至上主義の教室へ(1~6巻)【ラノベ】
1巻あらすじ
希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校。
最新設備の使用はもちろん、毎月10万円の金銭に値するポイントが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由。まさに楽園のような学校。
だがその正体は優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。ある理由から入試で手を抜いた結果、主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。
同じクラスで成績は優秀だが性格に超難ありの美少女・堀北鈴音、気遣いと優しさでできた天使のような少女・櫛田桔梗らと出会うことで清隆の状況も変化していって……。
大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録!?
2017年9月現在アニメも放送中の「ようこそ実力至上主義の教室へ」の原作ですね。
今のところは6巻まで出ています。
どういうお話か?
簡単に言うと、「バカテス」から試召戦争を抜いた感じですね。
「一番最低クラスのDクラスから一番最高のAクラスまで成り上がろう!」
というストーリーで、 この作品では試召戦争の代わりに期末テストや林間学校といった行事の結果で判断されることが多いですね。
そして、この行事の際に頭脳ゲームのような展開が織り込まれているので
そういう心理戦みたいな物は楽しめる作品となっています。
お勧めポイント
①わくわくさせる展開がうまい
特にわくわくしてしまうのはこの主人公「綾小路清隆」ですね。
主人公は、自分の力を隠している系なんですけど、
話が進んでいくたびにほんのちょっとずつ力を見せたり、意味深なワードが文章に入ってくるんですよ!
それがね!もう良いんですよー、中二心が刺激されるというかね?
この主人公以外にもありますが、こういう「これからどうなっていくんだろう?」がうまい作者だと思っています。
逆にこの作者に対して不安点もあるんですが…まあ後述するので…
②絵が良い
あんまり、ラノベで絵のことについて言わないんですが、
トモセシュンサク先生の絵は個人的にめちゃくちゃ好きですね。
好きなところというのも難しいんですが、
この人は「美人系の女性」がうまい気がしてるんですよねー
今作品で言えば「堀北鈴音」的な感じ?
でも実際、絵は人それぞれ好き嫌いがあると思うのでお勧めというのも難しいですね…
ネガティブポイント
①結末をうまくまとめきれないと感じている
この作品の作者はPCゲームのシナリオライター出身で、自分はそのゲームもやっていたんですが、この作者のことをこう思ってるんですよね。
「『起・承・転・結』の内、『起・承・転』までは最高に面白いけど、『結』がホントにダメだなあ…」
ホントにね全部のゲームが「え、それで終わり?それで解決したの?」みたいな終わり方なんですよ…
この作品は今「起・承」くらいなので最高に面白いんですが、
作者を考えるとねぇ…めちゃくちゃ不安なんですよ!!
…でも、とりあえず今は楽しいのでお勧めです!(笑)
②主人公の周りのキャラが一部不快
主人公の男友達的なキャラが何人か居るんですが、
なんかあんまり好きになれないんですよねぇ…
今のところいる意味があまりないからかな?って気もするし、
キャラの性格もあるかも…?
自分と同じ思いを持たなければネガティブポイントでもないかもですね。
だけど、大体の人が不快だと思うと思います(笑)
まとめ
お勧め度:★★★★☆
お勧め人物像:
・心理ゲームが好きな人
・実力隠している系主人公が好きな人
・作者のゲームが好きな人
向かないかもしれない人物像:
・中二的なものが好きではない人
・俺ツエー系主人公が好きではない人
・メインヒロインが「堀北鈴音」じゃないとダメな人
以上です。
この作者の作品はどれも本当に好きなので、頼むから結末を綺麗な形に持って行ってくれ!!