【感想】りゅうおうのおしごと!(7巻)【ラノベ】
7巻あらすじ
「文句があるならかかってこい! 八一!!」
清滝一門の祝賀会。師匠である清滝鋼介九段から叩きつけられたその
言葉に、八一は衝撃を受ける。
順位戦――名人へと続く階段で、昇級のチャンスを迎えた八一と、降
級の危機にある清滝。師匠の苦しみを理解しつつも八一は己の研究を信
じて破竹の進撃を続ける。
一方、棋力のみならず将棋への熱をも失いかけていた清滝は――
「衰えを自覚した棋士が取れる手段は二つ……」
残酷な運命に抗うのか、従うのか、それとも……?
笑いあり涙ありの浪速ド根性将棋ラノベ、号泣必至の第7巻!
※1~6巻までのネタバレ及び7巻のネタバレをかなり含んでいるので、
それを踏まえた上でお読み下さい!
2018年1月に発売された「りゅうおうのおしごと!」の7巻です。
ちょうどアニメもやってるんで旬な作品ですね!
感想
今回は主人公の師匠である「清滝 鋼介」がメインの巻でしたけど、
なかなかライトノベルらしくない雰囲気で、"変化球"的な巻だと感じました。
(まぁ、メインがおっさんですしね(笑))
今回はなかなか暗い話で、この作品を読んでいる時に求めている「スカッとした感じ」というのはなかったけど、面白かった!
おっさんの頑張りがカッコ悪いけどカッコ良かった!!
この巻で思ったことはこれしかない!
「………待っただよぅ………待っただよぅ………」
の箇所なんかもう心に来てなぁ…泣いてしまったわ。
主人公の八一については、この巻は挫折の回だね。
ちょっと全体的に天狗になってる部分もあったししょうがないね(笑)
今までがうまくいきすぎてただけだから多少の挫折はしょうがないよ。
でも、今回の話で主人公本来の棋風っていうのが見えてきたのは面白かった。
"盤面を単純化させない。定跡の整備もしない。むしろ盤上を複雑化させて、その混沌の中心でサーフィンするような将棋を指す"
これは椚 創多が作中で言っていたことだけど、
確かに2巻の月光名人戦でもその兆候は出ていたし、5巻の名人戦の勝利だって"マジック"の時に変な手を指すことによって勝利に繋げてた
さらには、5巻の鵠さんの小学生名人戦にだって序盤から定跡を外して将棋をしてた
とあるので、本当にこれこそが八一の棋風なんでしょうね!
…って一人で読み返して「おーっ!」って感心してました(笑)
銀子ちゃん?
銀子ちゃんは…デンジャラスだったね…
気になったポイント
・八一と歩夢はこの挫折からどう成長していくのか?
・天衣の扱いはもう少しどうにかならないのか…
・椚創多は八一に怒られて、♡出してたけど大丈夫か?
・このポイント全てを消し去るインパクト!"銀子にゃんデンジャラス・ビースト"!!
まとめ
お勧め度:★★★★☆
以上です。
少し溜め回な感じもしたんで星4で
ライトノベルらしくない巻かもしれないけど、面白かったですね!